6年 算数「比とその利用」
前時の復習をしました。
「棒の長さ」を基にして、「かげの長さ」を考えてみると、
「40÷ 50」 と 「120 ÷ 150」で考えられる。どちらも 5分の4 になる。
比は、 a : b のように表して、bを基にした割合、つまり a ÷ b を「比の値」という。
説明としては、分かるのですが、どんな時に役立つのか実感が持ちにくいですね。
先:「今日は、コーヒー牛乳を作って、比 を考えてみます。」
「まず 80cc の コーヒーと 50ccの牛乳を合わせて、コーヒー牛乳を作ります。」
「同じ濃さのコーヒー牛乳を作るには、160ccの コーヒーに牛乳は何cc混ぜるといいでしょう」
児:「・・・あ、100ccだと思います。」、「そうか、100ccだ」
先:「では、実際に作ってみましょう。」
児:「同じ色だ。」
「コーヒーが80から160の2倍になったから、牛乳も50から100にすればいいんだ!」
先:「そうですね。」「では、前回学習した、比の値 で確認してみましょう。」
80: 50 → 比の値は、 80 ÷ 50 5分の8
160:100 → 比の値は、160 ÷ 100 5分の8 で 同じになります。
児:「そうか、比の値が等しくなるようにすると、同じ濃さの コーヒー牛乳が作れるんだ。」
前時の様子から、教科書の問題(棒とかげの長さ)だけでは、実感が持てない様子でした。
日常生活に関連のある、コーヒー牛乳を使って、比の値とその意味を、再確認しました。
練習問題を解いてみます。
30:25 と 6:5 をそれぞれ 比の値 をとります。
30:25 → 30 ÷ 25 5分の6 です。
6: 5 → 6 ÷ 5 5分の6 です。比の値が同じなので、2つの比は等しくなります。
集中して、問題を解いています。
答え合わせが終わったら、練習問題の △の3番 △の4番の問題を解きます。
先に終わった児童が、解答を書き込みます。
みんなで、答えを確認しました。
△3番の問題の解答
△4番の問題の解答
「等しいかどうか調べましょう」という「問い」の答え方として、赤字で確認しました。
自分のノートの答え合わせや修正が終わった児童は、ふり返りを書いて、ノートを提出しました。
算数ドリルで、間違えなどがある児童は、教卓の上のドリルを持ち帰り、すぐに取りかかります。
※少しの時間もむだにしない工夫があります。
間違えた問題は、納得いくまで、確認します。友達もたよりになります。
「お直し」が終わったら、先生の確認を受けます。
間違えた所や分からない所を残さない日々の努力が、学力向上のポイントになりますね。
今日も、みんなでよくがんばりました。